P136 (神経解剖学、新見嘉兵衛著、朝倉書店:指定教科書)   (戻る

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図5-15 大脳半球内側面における辺縁系。密な点は主として古皮質と原始皮質に属する領域を、疎な点はおもに辺緑回(大部分中間皮質)を示す。歯状回などはよく見えるように多少誇張して画いてある。

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図8-16 海馬と歯状回の細胞構築(A)とその線維関係を示す模式図(B)。いずれも海馬傍回の後端部の高さの前頭断面である。AはNissl染色標本から、BはGolgi渡銀標本による所見から画かれている。海馬(H)への求心線維のうち、嗅内野から来た貫通線維(P)は海馬の分子層(M)に入り、錐体細胞層(Py)の細胞の樹状突起に連絡し、さらに錐体細胞の軸索は海馬白板(Al)に入る。海馬体および嗅内野から来た白板線維(AF)は海馬に入ると、錐体細胞の軸索とともに海馬白板に入り、いずれも海馬采(FH)として海馬を去る。歯状回(D)の顆粒細胞層(G)の細胞の軸索は直接に海馬は九番に入らず、海馬の錐体細胞に連絡する。Mfは多形細胞層。Sは海馬台。