最終更新日:2010年12月20日
船戸和弥
神経系は動物特有のもので、知覚、運動および精神作用などを営みうるのは、神経系があるためである。身体の内的および外的な変化を判別し応答する。内分泌系とともに、身体の機能の重要な側面を統御し、恒常性を保つ。神経系の刺激は迅速な反応を起こすが、内分泌活動は主に遅くて持続的である。神経系を論ずる学問を神経学といい、神経系の構造を論ずる学問を神経解剖学という。神経系は中枢神経系(脳と脊髄)および末梢神経系(脳神経12対および脊髄神経31対をはじめすべての神経と神経節)の2部に分かれる。また作用の上から動物神経系と植物神経系=自律神経系(交感神経系と副交感神経系からなる)とに分かれる。
最終更新日:2010年12月20日