脊髄は長く伸びた中枢神経系のほぼ円筒形の部分で、それは髄膜および脳脊髄液によって取り巻かれている椎孔中に固定されている。脊髄は上方の延髄につながり、環椎の上縁から第1腰椎下端までのびている。脳脊髄液の標本が必要な場合には、脊髄の終わる部位より下の点、つまり第2腰椎より下の高さで採取する。これが腰椎穿刺と呼ばれる手法である。
脊髄は、脳神経を除いて、脳とその残りの部分とを脊髄を通してつないでいる神経組織である。器官と組織からの感覚神経は脊髄は入り上行性投射路を通って大脳皮質の中心後回にある感覚領に至る。
最終更新日:2010年12月20日