系統解剖学的には間脳、中脳、橋、延髄を脳幹と称する。実用的な分類法では、脳の中で小脳と外套(大脳皮質と髄質とからなる)を除いた部分全体を脳幹と呼ぶこともある(すなわち脊椎動物の脳は大きく分けて脳幹、小脳、外套の3部分から成り立っている)。後者の場合脳幹は大脳核、間脳、橋および延髄が含まれる。系統解剖学的には間脳を脳幹に含めるが、臨床的には通常間脳をふくめず、中脳、橋、延髄を脳幹と称している。
最終更新日:2010年12月20日