小脳は第四脳室を隔てて延髄と橋との背面にある拳大の膨隆部で、延髄および橋とともに後頭蓋窩を充たしている。
小脳は全身の筋肉運動と筋緊張の調整を司るところであって内耳からの平衡感覚と全身の筋、腱および関節などからの深部知覚などがここに達する。比較解剖学的にみても運動がこまかくて機敏な動物では概して小脳が発達している。
最終更新日:2010年12月20日