肋骨は肋硬骨と肋軟骨からなり、左右12対ある。第1-7対の肋骨の先端は直接胸骨と連結し、真肋といわれ、他の5対の肋骨は仮肋といわれ、間接的に胸骨に接続する(第8~10肋骨)か、あるいは全くつながっていない(第11と12肋骨)。すなわち、第8-10肋骨の先端は肋軟骨で上のものと連結し、肋骨弓を作る。第11,12は腹壁の中に遊離している。肋硬骨は後部の大部を占め、これに肋骨頭・肋骨頸・肋骨体を区別し、頸と体の境には肋骨結節がある。肋骨頭と肋骨結節には関節面があり、椎骨と関節をなしている。肋骨の下縁の内側面に肋骨溝があり、肋間血管と神経がそこを走っている。
最終更新日:2010年12月20日