2,Sternum(胸骨)Sternum

 胸郭の前面正中部にある1つの扁平な骨で、やや前に突出しており、胸骨柄、胸骨体、剣状突起の3部を区別する。柄は最上部の幅の広い部で、上縁に静脈切痕という窪みがある。上外側部に鎖骨が嵌まり込むための鎖骨切痕がある。体は中央の長い部分で、柄と体の間は胸骨角という突出部があって、丁度第二肋骨と相対するから臨床上これを利用して肋骨を数える。柄と体の外側縁に7対の肋骨切痕があり、肋骨に対する関節窩をなしている。剣状突起は下端の突出部で先端は遊離している。

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最終更新日:2010年12月20日