1個、頭蓋底を占めている骨で、蝶が羽をひろげたよな形をしているのでこの名が与えられている。中間部は体といって、内部には1対の蝶形骨洞という空洞があり、体の上面は浅く鞍状に凹み、これをトルコ鞍という・中央の凹みは下垂体窩である。大翼は両側に広がる部分で、これに前方の眼窩面と上方の大脳面と外下方の側頭面の3面がある。根部には3つの孔があって、即ち正円孔、卵円孔と棘孔である。小翼は体の前上部から両側に広がる部分で、基部は視神経管で前後に貫かれ、小翼と大翼の間には細長い上眼窩裂がある。
最終更新日:2010年12月20日