(二)Radius(橈骨)Radius

 前腕の外側にあって尺骨と並んでいる。これは上下の骨端部とその間の骨幹部に区別されるが3者の境ははっきりしない。骨幹部を体といい、尺骨と同じように三角柱に近く、内側縁は薄く骨間縁という。上骨端部は細いが、その末端は頭として少し肥厚している。頭の上面は浅くくぼみ、周囲は丸くていずれも関節面をなしている。頭のすぐ下部は少しくびれて頸となっており、それよりさらに遠位の前面には橈骨粗面がある。下骨端部は太くなっていて、内側面に尺骨切痕があり、遠心面は凹んだ関節面をなしている。その下外側端の突出部を茎状突起という。

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最終更新日:2010年12月20日