(四)Ossa Manus(手の骨)

 これらは手根骨・中手骨・手指骨の3群に分けられる。

手根骨
第一~第五中手骨
指骨

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1,Ossa carpi [Carpalia](手根骨)Carpal bones 戻る

 手根部にある小骨で8個あり、4個ずつ2列に並んでいる。近側列は橈側から尺側へ舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨である。遠側列は、大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨と並んでいる。8個の手根骨は一平面上にあるのではなく、掌側面に凹んで手根骨溝となる。近側列の舟状骨、月状骨、三角骨の上面は楕円形の関節面となって手根関節の関節頭となる。

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2,Ossa metacarpi [Metacarpalia] (I-V)、第一~第五中手骨、Metacarpal bones (1-5) 戻る

 掌部にある管状骨で、各指に相当して5本ある。中手骨の近側端は底といわれ、手根骨に接し、遠側端は頭といい、指骨に接している。底と頭の間は体という。第一中手骨は一番短く、太く底に鞍状関節面があり大菱形骨と関節をなしている。

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3,Ossa digitorum [Phalanges](指骨)Fingers (digits) [Phalanges]

 長骨に属し、母指は2節、他は3節からなっている。そのうち近位のものを基節骨、次を中節骨、遠位のものを末節骨という。各指骨の近側端は底、次は体、遠側端は頭と名づける。

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最終更新日:2010年12月20日