脛骨は下腿の内側にある大きな管状骨である。上骨端部は左右に開いて内側顆と外側顆となり、これはいずれもその上面が比較的平らな関節面となっている。両顆上面の間の小さい隆起を顆間隆起という。前縁の上端のところには脛骨粗面というザラザラした高まりがある。
中央部の体は三角柱状で、その内側面と前縁は全長にわたって下腿の皮下にふれることができる。外側縁は骨間縁があって下腿骨間膜が付着している。上端の後面には下内方に走るヒラメ筋線がある。
下端内側には内果(ウチクルブシ)という突出部がある。外側には腓骨切痕がある。下端の下面と内果の外面はいずれも距骨と接する光沢な関節面である。
最終更新日:2010年12月20日