野口英世 のぐちひでよ 1876〜1928 川村光毅のホームページへ
“精神医学事典”、加藤正明、保崎秀夫ほか編集、1975,弘文堂 より(その後1993に新版)引用
細菌学者で幼名を清作といい、福島県翁村に生れた。独学で1898(明治31)年伝染病研究所助手となり、1900年にアメリカへ渡り、1904年にロックフェラー医学研究所助手となってはじめヘビ毒の研究に従事した。1911年スピロヘータ・パリーダの純培養に成功し、1913年に進行麻痺および脊髄癆が梅毒スピロヘータに起因することを明らかにした。1915年この業績によって帝国学士院恩賜賞を受けた。1918年黄熱病の研究のため、アフリカに赴き、1928年同病に感染して死亡した。
(加藤正明)